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 古い気功の中には、病気の気というものが存在するという説がありました。 今でも一部の人の中に、そういう観点が残されています。
 人に気を送ると病気と接触するため、病気の気が自分に移ってくるのではないか。大勢の病人がいる練功の場所には、病気の気が多くて自分に移ってくるのではないか、 と心配する人がいます。変なもの、例えば幽霊のようなものがついてくると考える人すらいます。
 しかし、これは本当にあることでしょうか。確かに論理的に考えれば、どんなものでも気で構成されているとするならば、病気も病気の気を持っているはずです。 良い気を送ることで病気は治せるが、病気の気を受けてしまったら、こちらが病気になるという理屈が成立するでしょう。
 実際に昔の気功は、病気の気が自分に移らないように、道具を使って治療に当たっていました。 智能気功の創始者、先生は昔、長さ十センチ前後の鉄棒を使って、外気調整に当たったことがあったと聞いています。
 そして気に敏感な人が病人の多い所に行くと体のどこかがすぐ痛くなったり、気持ちが悪くなったりします。これは病気の気をもらったと言われていました。
 私は、多くの病気の人たちが一緒に練功すること(集団練功)のことについて、そのメリットとデメリットを論議する論文を見たことがあります。
 やはり病気の気に関心があるようです。
 しかし智能気功では、集団練功と外気発射をたくさんすることが、レベル上達の二大要素となっています。 なぜか?これは智能気功は、より高い次元で気功の原理を整理し、功力(気のパワー)を格段にアップさせることで、気功界で長年未解決であった、 この病気の気という難問を解決したからです。

混元気で病気を治す
 まず気のレベルにおいて、混元気理論を完成させたのです。大自然の混元気は、大自然のどこにでもある。均一に存在する。 物の中にも、空間にも、充満している限りない資源のようなものなのです。これは、老子の“道”に相当する気のことです。
 この気は、宇宙すべてのものの母なるものです。非常に純粋で細かくきれいです。この気を集めて気場を作り、病気を治すのです。 たとえ病気の気があっても、混元気で対処すれば、病気の気は遮断され、施術者の体に移ってこないのです。
 そして智能気功の病気治療は、病気の気を排除して体を正常にさせるのではなく、病気と病気の気を一緒に正常に変えることで、すべて回復させるのです。
 病気の気を正常の気に変えて、有効に利用するのです。

意識レベルでの解決
 次に意識と情報のレベルで根本的にこの問題を解決しました。 敏感な人が他人の病気の痛みや状況を感じるのは、実は病人の病気の情報をキャッチしたのです。病気の気が自分の体に入ったのではないのです。どう証明するか?
 これは他人の病気の痛みで、自分のではないと思うことができれば、すぐ症状はなくなるからです。なぜだろうか。
 これは意識のもとになる意元体の能力なのです。意元体は大自然の混元気のようで、非常に細かく、均一にどこにでも存在するものです。 ゆえに他人の病気の状況も意元体の範囲内です。
 敏感な人というのは、意元体の中の情報を、ある程度自分に伝えることができる人です。意元体がキャッチした病人の情報を本人に伝えようとするが、 普段他人の体を感じる習慣がないため、自分の体の同じ部分が痛くなるという変わった形で自分に伝えたのです。
 だから、これは病人の感覚とわかった途端に、自分の症状が消えるのです。
 昔の気功には、そういう考え方がなかったのです。ある有名な気功の先生が、多くの癌患者の治療に当たりました。ところが自分が下痢をして止まらなくなった。 最後に智能気功の生徒たちが行って、二時間ほど気を入れてやっと治った。これはたくさんの患者に囲まれて、その病気の気に意識がいってしまったからでした。
 智能気功の平という人(智能気功本部の先生)は癌治療の“神人”と言われた。たくさんの病人を治療したことで、 三年もすれば死んでしまうと他の気功の先生に言われていた。しかし三年、五年、今は十三年も経ったのに死ぬどころか、パワーが年毎に増してきたのです。 そういうところが智能気功と他の気功の違うところです。
 このほかに邪気、幽霊などが体についてくるとか感じるのは本人が敏感で、意識がここに何かあると思うと、すぐに体が反応してしまうからです。 なぜ反応するかというと、恐いという先入観があり、その意念の作用で体の調子が悪くなることが多いのです。
 解決方法は自分の意識は強くて、元気いっぱい、陽気いっぱいと思えば、どんなものもついてこないのです。意識のレベルで解決できない人は混元気のレベルでやればよい。 大自然の混元気を思ったり、集めたりして、自分を守ることができるのです。意識レベルで解決できれば最高、混元気のレベルはその次です。


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